聖域大山貝塚編 [page3]



 岩の空間をまた発見しました。

 今まで発見した空間と違い、この空間はかなり広いようです。

 この空間の底には何か落ちているようなので、近付いて調べてみる事にします。



 中にはビール瓶が3本転がっています。

 この中で酒盛りでもしたのでしょうか?

 この空間からは霊的にも今までとは違う霊気を感じます。

 私ならこれだけ霊気を感じる場所で酒盛りなど絶対にしませんが。。



 霊気の強さから、あまり深入りしない方がよさそうですが、更に奥を調べてみることにします。

 岩の中は広いといっても、洞窟のような規模ではありません。

 入り口から中に入るだけで、全てを見渡せる範囲の広さです。

 岩の中は外とは違い、かなり“ひんやり”としています。

 それが霊気からきているのか、冷気からきているのかは判断が難しいのですが、特別中には何も無さそうです。

 無さそう?

 目を凝らして奥の方を見ると、黒いものが二つ見えます。

 何も無いと思っていたのですが、奥の黒いものは何なのでしょうか?

 調べてみる事にします。



 岩の空間の奥には、仏像が置かれていました。

 仏像は台座に置かれてはおらず、起伏のある岩を避けながら平らな部分を選んで、適当に設置したように見えます。

 仏像の周辺には天井が崩れたのか岩が落ちています。

 この仏像が何故置かれたかは分かりませんが、もしかしたらこの中で悲しい出来事が起きた歴史があるのかもしれません・・・



 再び拝所まで戻ってきた私達は、未探索であった穴の探索を行う事にしました。

 この穴は見た目もかなり不気味なのですが、それ以上に地獄の入り口のようで気味が悪いです。



 入り口に近付くと、地の底から吹いてくる魔物の息のような風により、不気味さが更に増します。

 しかも、この入り口は火葬場のようで嫌な感じです。

 私の脳裏に突然「ここから先命の保障はしません」という警告が思い出され、一瞬背筋に寒気が走ります。

 「この中は深入りするな」と私の中で何かが囁きました。

 


 入り口から中に入ると、地下に続く短い階段があるようです。

 この位置からだと階段の先がよく分からないので、階段に近付いて先の様子を探ることにします。



 階段上からライトで先を照らすと、岩に穴が開いているのが見えます。

 どうやら階段を下りた先は洞窟になっているようです。

 洞窟の中の様子を知りたいのですが、この位置からではライトの光が洞窟の中に巧く届かないので階段を下りて調べてみる事にします。



 洞窟の中は岩が見えるだけで、他に変わったものは見当たりません。

 洞窟がどの程度の規模なのかは、この位置からでは把握できません。

 洞窟への入り口はそれ程広くはないのですが、無理すれば中に入る事は可能そうです。

 しかし・・ここから先は嫌な予感がするので、深入りしない方がよさそうです。

 私達は洞窟内部に入るのは止めて、再び周辺を探索する事にしました。



 拝所から少し離れた場所に、岩を円形に並べたものを発見しました。

 先程もこれと同じようなものを発見しましたが、今回発見した円形の岩の上には線香が置かれていました。

 この事から、やはりこの岩も拝む場所なのだと思われます。


 後にミミさんから聞いたところ、線香は“ひらうこう”といい、その下にある黄色い紙は“うちかび”というあの世のお金らしいです。

 このうちかびは本来燃やして死者に持たせるお金なのです。

 岩には燃やされた跡が残されていますが、燃やさず置かれているものは、定期的に死者を弔っているため予備として置かれているものだと思われます。


 岩に開いた小さな竪穴(たてあな)を発見しました。

 かなり小さいので中に入る事は出来ませんが、穴の中の様子を調べてみる事にします。

 


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