アフシマノ嶽(SSS)・憑霊浄化編 [page1]


















 前回のアフシマノ嶽(SSS)探索から約一ヶ月後・・。

 私は、またこの地を訪れることになりました。


 前回の探索前から続いている足の痛みはさらに酷くなっており、ついには大人のコブシが一つ入るほどに左足の膝は大きく腫れてあがってしまいました。

 歩くことも困難な状態となり、師匠やkuniさんの勧めもあって、病院で診てもらうことにしたのですが・・・


 私の腫れあがった膝を見た医師の顔は、凍りつき言葉も出てこない様子でした。

 悪い病気を疑ったようでしたが、検査の結果は「異常なし」

 こんなに酷く腫れているのにもかかわらず、異常がないことに医師も私も驚き、そして私は頼るものを失ってしまいました。

 病気ではないことに安堵しながらも、原因がわからないことにはどうにもなりません。


 そんな時、「アフシマノ嶽(SSS)は2つある」ということを知った私は「もしや、この足の腫れの原因はそこにあるのではないか?」と考えるようになりました。

 前回の探索で、入り口で語りかけてきた声。

 「回り方がある」

 そう・・御嶽には回り方があり、ユタの血筋に生まれた私には前回の場所以外にも、行かなくてはならない場所があったのです。

 すべてを回って、事が治まる・・・そう確信した私は意を決して、たった一人でこの地を訪れることを決意しました。


 しかし、前回とは違って今回は単独で、移動手段はバスです(^_^;)

 そして単独ということで、人との遭遇を極力避けなければなりません。

 その辺りを考慮し、私は夕方18時頃からの探索を予定し、移動時間を考え、お昼過ぎに自宅を出ました。


 バスの中で、あれこれ考えているとマナーモードにしていた携帯への着信に気がつきました。

 師匠とkuniさんです。

 何か連絡でもあるのかと、バスを降り電話をしてみると・・・

 「夜の探索は絶対駄目!遅くても15時までには帰るように!」と。


 私の身を案じての言葉だとはわかりつつも、私もうさぎっ子の一員です。

 そしてうさぎっ子の探索は夜が基本。

 それを真昼間に終えろという電話に、少々むくれながらも私は昼間の探索を行うことになりました。

 自分自身に起きていることの真実を見つけるために・・。



 探索日:2004年12月某日
 探索メンバー:ミミ




 バスに揺られること一時間。

 目的地に到着しました。

 SSS入り口までは車で登るとなんてことない坂道ですが、足の痛い私には結構しんどいです。

 「御嶽(ウタキ)」は、集落の高い場所に建てられることがほとんどですから、坂道が多いようです。

 さて、SSSまでの坂道を 息を切らしながら足をひきずって登っていく私ですが、坂道の途中に民家が数件あります。

 民家の少し手前で、後ろに気配を感じました。

 振り返って見ると、黄色いミニスカートと小さな膝小僧、そしてアニメが書かれた小さなお靴を履いた女の子が立っています。

 顔ははっきり見えないのですが、寂しそうな感じを受けました。

 「一緒に来る?」

 問いかけても返事はありませんでしたが、付いて来るようです。

 あまり気にしないように、離れないようにゆっくりゆっくり坂道を登っていきます。

 民家の前では、犬に「遠鳴き」されてしまいました。

 沖縄では「犬が遠鳴きをすると近所に死者が出る」と言われ、忌み嫌われていますが・・・

 死者が出るって・・・・・私じゃないですよね?


 坂道を登りきって、SSSまでもう少しです。

 生い茂った木の中から、こちらを覗っている者がいるようですので拡大してみます。



 昼間で、また自然と同化しわかりにくいのですが、顔半分が消えてしまっている女性のように見えます。

 彼女は、休んでいるように感じますが皆さんにはどのように見えるでしょう?



 木の幹に溶け込むように写っています。

 木々に隠れ、こちらの動向を覗っているのでしょうか?

 それとも、やはりこの人も休んでいるのでしょうか?



 SSS入り口に到着した私は、前回のSSS入り口を通り過ぎ、もう一つあるとされているSSSへと向かいます。

 実は、SSSを調べていてわかったことなのですが SSSは三つの御嶽に分かれていました。

 一つの村落が二つに分離し、二つの村落のうちの一つがまた二つに分離しているようです。

 はっきりとはわかりませんが、このSSSの一帯には、分かれてしまった村の一つ一つが御嶽を作ったのではないでしょうか。

 地図上では、御嶽を示す名前が3つ存在していました。

 前回のSSS入り口の裏側に、その一つがありましたので確認してきます。


 これは その場所の画像なのですが、前回の御嶽とは全く違い、建物が一つポツンとあるだけでした。

 アサギもイベもありませんが、一体これは何なのでしょうか?

 そんな よくわからない建物ですが、何か写っているようなので拡大してみます。



 建物の右横上に、男性のような顔が写っていました。

 霊気も薄く、よく見ないとわからないかもしれません。

 霊気は薄いですが、かなり不気味な笑いを浮かべているように見えます。



 建物の上に、まるで本を読んでいるかのように写っている者がいました。

 本を読んでいるように見えるだけなのでしょうが、もし本当に読んでいるとしたら 何を読んでいるのか聞いてみたいです。



 建物の中にも、写っているようです。

 動物やら人が重なり合ってしまい、ごちゃごちゃに見えます。

 女性がはっきり写っていますが、この画像もよく見ないとわからないかもです。


 この建物はこれぐらいにして、そろそろ三つ目の御嶽に向かうことにします。



 三つ目の御嶽へ向かう途中、こんな階段がありました。

 何があるのでしょう?

 上がってみようと思います。

 ・・・がその前に・・・・



 階段上の木の根元に、老婆のような顔と日本人ではないような顔立ちの方が写っていました。

 皆さんにはどのように見えるでしょうか?



 階段を上ると、先ほどの場所と似た様な建物があるだけでした。

 中を見てみたいと思いましたが、鍵がかかっているようです。

 何なのかわからないのは残念ですが仕方がありませんね。

 今度は、本当にもう一つの御嶽へ向かいます。


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