三重恐怖トンネルツアー惣谷トンネル編 [page2]



 ●旧惣谷トンネルへ向かう

 これがあの悲惨な事故現場となった旧惣谷トンネルの入口です。

 零感人間の私でも心なしか寒いものを感じます。

 思い切って侵入することにします。


 ●旧惣谷トンネル内部

 いよいよ死者25名負傷者200名余りの犠牲者を出した事故現場へと向かいます。


 ●旧惣谷トンネル内部

 トンネル内にはこのような雑多な廃品が放置されています。
 


 ●旧惣谷トンネル内部

 事故現場の一部のようです。両側の壁が無残に削り取られています。


 ●旧惣谷トンネル内部

 右側の壁にオーブのようなものが写っています。

 無念の死を遂げた被害者の方でしょうか?


 ●旧惣谷トンネル内部

 「何かすり抜けた!」

 師匠が口走った地点です。

 師匠の頭上を何かが走り抜けて行ったようです。
 
 スグ隣を歩いていた私は零感人間らしく感じることはできませんでした。


 ●旧惣谷トンネル内部

 トンネルの天井部分です。

 なにやら燃えたような跡があります。


 ●旧惣谷トンネル内部

 焼け跡のようなものを見ていくとどうやらこの辺りがその中心のようですが・・・・

 車両炎上の事実はあったのでしょうか?

 それともここに侵入した何者かがゴミの山にでも放火したのでしょうか?


 ●旧惣谷トンネルを出て

 このトンネルはやはり尋常ではありませんでした。

 霊感の強い師匠は当然のこと、零感人間を自称する私でも内部にいる時は終始耳鳴りのような音が聞こえていました。

 これは私のスポットでの初めての心霊体験かもしれません。



 ●道標

 旧惣谷トンネルを出て少し行くとこのような道標がありました。

 見ると現東青山駅がすぐそこにあります。

 この時点でここのトンネル群に費やす時間がなくなってしまい、車に引き返すことにしました。

 が、珍しく師匠が乗り気ではありません。

 でも車に戻らねば。


 ●復路 旧惣谷トンネル内部

 心なしか師匠の背中がいつもより小さく見えます。


 ●復路 旧惣谷トンネル内部

 往きに撮影した残骸のところまで戻ってきました。


  ●復路 旧惣谷トンネル内部

 旧惣谷トンネル往復探索完了です。

 ちなみに写っているのは私kuniです。

 背中になにか憑いてないでしょうか?


★ 編集後記 ★

 旧惣谷トンネルの画像を選ぶため凝視したせいか、往路部分の記事を書いている時に少し頭痛がしました。
 
 ひょっとして、私の霊感も少しずつ進化しているのでしょうか?

 そして、旧惣谷トンネル内で聞こえた耳鳴りのような音は何だったのでしょうか?

 今回、管理人のピフィア師匠は「生気を抜かれたようだ」と言っていました。

 零感人間を自認する私でさえ感じた霊気?を彼が感じないはずはありません。

 影響を受けたとしても当然のことかもしれません。

 霊障か?と心配しましたが、探索の翌々日には体調も戻ったようで安心しました。
 
 なにはともあれ、大きな事故もなく無事探索を終えることができ、土地の自然霊と私の守りに感謝したいと思います。

 次回は三重恐怖トンネルツアー完結編として、旧高見トンネル及び旧女鬼トンネルをレポートする予定です。


 副管理人:kuni


 昭和46年10月25日夕刻、静閑な青山高原に地響きとともに轟音が響いた、町内有線放送は「上ノ村付近で大事故発生!!町民は直ちに救出作業に出てください!!」との放送が繰り返し流れた。

 地区住民は野良仕事を放り出し、一斉に救出作業に出向いた。

 事故の状態が分からないまま、事故現場に到着すると、あちらこちらからうめき声とともに「助けて〜!」と言う悲鳴にはじめて事故の大惨事を知ることになった・・・ (伊勢新聞より)

 世にいう「青山トンネル事故」である。

 しかし、実際に事故が起きたのは青山トンネルより3つ手前の現在旧総谷トンネル西口、現東青山(新駅)の裏手「四季の里」付近で、ここに当時は垣内信号所が設けられ、単線トンネルに挟まれた複線区間の端で事故がおこった。


 「しとしと」と降り続いていた雨も何とか止んだ夕暮れ時、道に迷いつつも何とか目的の旧惣谷トンネル付近に到着した私達は、旧梶ヶ広トンネルの東に位置する陸橋から降り、探索を開始しました。

 山の夕暮れは早く、旧梶ヶ広トンネルに着いた時には周りは既に薄暗く、どんよりと曇った空は、今にも再び泣き出しそうな感じです。

 旧梶ヶ広トンネルの入り口は鉄柵にて封鎖されていましたが、その脇から何とか侵入できそうなので、そこからトンネル内に侵入すると、トンネル内は既に闇に支配されていて、すごく薄気味悪のですが、霊的にはそれほど感じるものはありませんでした。

 旧梶ヶ広トンネル西口を出てしばらく歩くと、目的の旧惣谷トンネル東口が見えてきました。

 旧惣谷トンネル入り口も鉄柵で覆われていましたが、先と同じ方法にて侵入すると、トンネル内には異様な雰囲気が広がり、旧梶ヶ広トンネルとは明らかに重みが違います。

 その重みはトンネル内中間地点から更に増し、同時に異様に甲高いブレーキ音のような音がして気になります。

 耳鳴りでしょうか?

 トンネルの壁には無数の削られたような跡があり、天井はレンガが剥き出しになり焼け跡が残っていますが、事故の傷跡なのでしょうか?

 トンネルも終盤地点に差し掛かった頃、トンネルの天井に素早く移動する光のような塊を発見したので目で追いましたが、私の頭の上を駆け抜けると直ぐに消えてしまいました。

 一緒に探索しているkuniさんに「何か私の頭の上を駆け抜けて行ったけど見た?」と聞いてみましたが、「何も見なかった」と言っています。

 私は幻覚でも見たのでしょうか?

 旧惣谷トンネルの西口から外に出ると、何やら駅が見えます。

 どうやら旧惣谷トンネルは現東青山駅の直ぐ東に位置しているようです。

 旧惣谷トンネルの霊気の影響なのか、私は再びトンネル内に侵入するのをためらいましたが、車に戻るには再び旧惣谷トンネルを戻らなければなりません。

 再びトンネル内に侵入すると、また異様に甲高い音が聞こえてきました。

 kuniさんに、その事を告げると「私もその音なら聞こえる・・」と言っています。

 どうやら耳鳴りとか幻聴の類ではなさそうです。

 何とかトンネルを抜け車に戻ると、私は自分の身体が異様に疲労している事に気付きました。

 「歩いて疲れたちゃったのかな?」と思いましたが、疲労するほど歩いてはいません。

 トンネル内で知らないうちに生気を奪われていたのでしょうか?


 悲しい事故により25名もの尊い命が奪われてしまった旧惣谷トンネル。
 事故の犠牲になった方々は、誰一人として成仏されずに今もこのトンネル内を迷い歩いているのでしょう・・


 管理人:ピフィア
 

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