不知沼(シラヌタ)の池編 [page1]




















 不知沼(シラヌタ)の池、この池では第二次世界大戦中に日本兵3人が米軍捕虜16人を惨殺し池に投げ捨てたのですが、その怨念から米軍捕虜を惨殺した日本兵3人も、この沼に引きずり込まれてしまったそうです。

 引きずり込まれてしまった日本兵も当然悪霊と化し、それからというものこの池からは、夜な夜な不気味なうめき声が聞え、池に近寄った者は無数の手により池の中に引きずり込まれてしまう事から、地元民も近寄らない呪われた池なのだそうです。

 さて、この呪われた不知沼(シラヌタ)の池なのですが、周囲200メートルで旧噴火口にできた火口湖ともいわれていますが、地形的にはくぼ地の入り口が土砂で埋まって出来た池のようです。

 この不知沼(シラヌタ)の池とその周辺は「モリアオガエル」等の生息には好都合な場所として、県の天然記念物に指定されているので、現在は心霊スポットとは無縁のように感じますが、はたして米軍捕虜の恨みと、この池に引きずり込まれた多くの者達の怨念は、今はもう消えてしまったのでしょうか?

 はたまた、血塗られた惨殺事件は過去本当に起きたのでしょうか?

 噂濃い不知沼(シラヌタ)の池、私達うさぎっ子はこの池の真実を探るために深夜探索に挑みます。


 探索日:2003年12月14日
 探索メンバー:管理人ピフィア、副管理人kuni、NATS管理人:屋敷サカヱさんの3名



 稲取廃隔離病棟の探索を終えた私達は、伊豆心霊ツアー第一弾の最終探索地である、不知沼(シラヌタ)の池に向かい走行していました。

 池が存在していると思われる場所に近付くにつれ、車内からでも普通とは違う雰囲気に変化していくのが分かります。

 私は、鬱蒼と茂る原生林から醸し出されている雰囲気に驚悸してしまったのか、心臓が痛みます。

 kuniさんも異様な雰囲気を感じ取ったのか「声が聞えた・・・」と言ってます。

 スポット到着前から不思議な体験をしながらも、それから間も無く目的地である不知沼(シラヌタ)の池に無事到着する事が出来ました。

 午前3時、車から降りるのも憚る様な寒さと漆黒の闇の中、何となく気が進みませんが車外に出てみます。



 外に出ると想像していたよりかなり寒く感じますが、気温がただ低いだけなのでしょうか?

 以前シラヌタの池を探索した事の有る屋敷さんに道を尋ねると、池には看板の右の道を道成に進んで行けば徒歩15分くらいで到着出来るそうです。

 15分という時間から、池までの距離は決して長い距離ではないでしょうが、寒さと疲れでコンディション最悪の私にとって、15分は長過ぎる距離と思いました。

 しかし、ここまで来たら行くしかありません。

 意を決し、不知沼(シラヌタ)の池に向う事にします。



 入り口から少し下って行くと、杉林になってきました。

 密集している木々の奥の方から私達を窺っている気配がします。

 気配のする方をライトで照らしてみましたが、密集する木々に邪魔されてしまい、うまく光が届かないみたいです。

 写真には、左側の木々の間に薄っすらと何かが写っていようなので、その部分を拡大してみます。


 



 写真を拡大すると、木々の間から白い顔が私達を窺っているかのように覗いているのが分かると思います。

 覗いているのがシラヌタの池に関係する霊かどうかは分かりませんが、私達はあまり歓迎されていないようです・・・


 


 写真中央の直ぐ右側の杉の木左側中間辺りに何か写っています。

 少し大き目のオーブでしょうか?

 オーブにしては、少し形が歪なようなので拡大してみます。



 拡大すると、どうやらオーブではなく口を大きく開けた顔のようです。

 よく見ると肩の辺りまで写っているのが分かります。

 口を大きく開けているので怒っているように見えますが、よく見ると祈っているような感じにも見えます。


 



 上のkuniさん撮影の写真左隅に、私が撮影している姿が写ってましたが、その時私が撮影していた写真です。

 kuniさんとほぼ同時刻に撮影したはずなのですが、私の撮影した写真には顔は写っていませんでした。

 kuniさんが撮影した時にだけ現れたのでしょうか?


 



 何の変哲も無い木の橋なのですが、橋を渡りきった辺りから急に雰囲気が変化しているような気がします。

 橋とか、普段は特に気にかけないような物なのですが、霊的に濃い場所では、特別な意味を秘めている場合があります。

 ここから先は、更に気を引き締めて探索する事にします。



 橋を渡り進んで行くと、直ぐにまた橋が現れました。

 何故か橋の手前にロープが張ってあります。

 「これ以上先に進むな!」という警告なのでしょうか?

 それとも他に意味があるのでしょうか・・・

 取り敢えずロープを無視して入ってみます。



 ロープを無視して入りましたが、特に何事も無いまま順調に進んでいます。

 しかし、突如前方に何かがいる気配がします。

 暗くてよく分からないのですが動物でしょうか?

 写真にはオーブの左下あたりに写っているので拡大してみます。



 拡大しても分かり難いのですが、オーブの左下、丁度、道の境目辺りに眼だけが異様に光っている、黒い塊が写っています。

 動物などではなく、嫌な気配を放出しているので避けて通る事にします。


 


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