花魁淵編 [page3]



 山道で行く事が出来る上流まで来ましたが、残念ながら真の花魁淵らしきものを見つけることが出来ませんでした。

 また、おいらん堂への道も見つけることが出来ませんでした。

 写真には、幾つかのオーブが写っています。

 これだけのオーブが写っていることから、ここが心霊スポットである事は間違いないようです。




 実は・・・先ほどから、私は花魁淵供養塔から、この上流まで来る間に、ザァーツという渓流の音とは別に、女性の様な声が聞こえていました。

 それは、本当に弱々しいと言うか、生気の無いような声で「きゃー」「わー」という感じでした。

 車は先ほどから、一台も来ていませんし、他に探索者がいるような感じもありません。

 ちなみに、今回の探索者3人はすべて男性です・・・。



 真の花魁淵を見つけることが出来なかった私達は、もと来た山道を戻ります。

 青梅街道花魁淵付近は、ご覧の通り照明が無く、こんなに真っ暗です。

 私達が進んでいる方向が、奥多摩方向です。

 渓流は、向かって右、ガードレール側にあります。



 ガードレールより渓流の方を見ます。

 私は、やはり先ほどから女性の声が聞こえています。

 実は、この時女性の声について、ピフィアさん、kuniさんに聞こうと思いましたが、事実がハッキリしてしまうと怖いので、しばらく聞かない事にしました。



 私達は、ガードレールから渓流見ながら、供養塔に向かって進んでいます。

 写真中央の複数の丸い物は、一体何なのでしょうか?

 私には、小さいオーブが寄り添っているような感じがしますが・・・。



 供養塔の近くまで、戻ってきました。

 私達は、渓流の方を見ながら進んでいますが、途中渓流が、森で隠れて見えない場所が数箇所あります。

 ここで、不思議な事に先ほどから聞こえていた女性の様な声が、渓流の見えない場所では聞こえなくなりました。

 オーブが幾つか写っています。


 花魁淵の供養塔まで戻ってきました。

 結局、真花魁淵とおいらん堂の場所が特定できませんでした。

 もう一度、供養塔周辺を調べましたが、渓流への道は見つかりませんでした。

 ここで、ピフィアさんとkuniさんに先ほどからの女性の声について聞きました。

 すると、ピフィアさん、kuniさん共に、そんな声は聞こえなかったそうです。

 では一体、あの声はなんだったのでしょうか・・・。

 今回の花魁淵の調査は、これで終わりです。



 ☆編集後記☆


 関東遠征2日目、最初の心霊スポット探索が終わりました。

 心霊スポット探索は、初めての経験でした。

 花魁淵は、心霊スポットとしても有名で、歴史的にも悲しい事件のあった場所です。

 今回は、特に霊の気配と言うものは、感じませんでしたが、複数の女性の悲鳴の様な「わー」「きゃー」という声を聞きました。

 それは非常に弱々しく、生気の無いものでした。

 また、それぞれの写真を見ていると、オーブの数が多く、また顔の様なものも多く写っている感じがしました。

 私は以前、夜中の2時頃、山梨の塩山方向から青梅街道を走り、花魁淵を通過しました。

 照明の無い山道で、車も全くすれ違いません。

 この時は、何も無く通過しました。

 しばらく行ったところで、車を路肩に停め、地図で現在地を調べていました。

 しばらくして、後ろ(塩山方向)から車が5〜6台通過していきました。

 また、ちょっと経った頃、5〜6台の車が通過していきました。

 またしばらくして、車が6〜7台通過・・・。

 不思議な事に、後ろから来る車が、すべて数台連なって走ってくるのです。

 走り方、車種からいずれも仲間同士の車ではないような感じがしました。

 やはり、この場所は、本当に怖い場所なのかもしれません。

 このレポートを作成中、写真を開いていたのですが、いきなり画面がノイズで見えなくなってしまい、PCがフリーズしてしまいました。

 これは、霊現象だったのでしょうか・・・。


 情報収集部長:WOO



 情報収集部長・WOOちゃんの初レポートはいかがだったでしょうか?

 実はこの時、WOOちゃんはまだスタッフではありませんでした。

 この時の関東遠征プランを掲示板で書き込んだところ、「折角地元に来るのなら会ってみたいです」と声をかけてくれたのが、WOOちゃんでした。

 2日目の探索前に会った私たちは2日目最初の目的地である「花魁淵」への道中にある喫茶店にて軽く食事をしながら、雑談をしていたところ、師匠の一言でWOOちゃんの探索参加となったわけです。

 喫茶店で食事を済ませた私たちは、いよいよ2日目の探索へと向かいました。

 「花魁淵」は山梨県塩山市へと向かうR411沿いにあり、迷う心配はありません。

 山道をひたすら進んでいると、いつしか闇に包まれ、走っている山道そのものがなかなか不気味な雰囲気になってきました。

 そんな時、ふと気付くとWOOちゃんがいません。

 ただ、一本道なので間違いはしないだろうということで走り続け、車を駐められそうなところがあったため、WOOちゃんを待つため停車しました。

 「ん?案内板があります」

 よくよく見れば、そこが「花魁淵」でした。

程なく到着したWOOちゃんに私の予備のライトを手渡し、いよいよ探索開始です。


 探索を始めてみると、私のイメージとは随分かけ離れたものであることに気付きました。

 私はR411から離れ、渓流沿いを歩いて山の方に入って行くのだと思っていたのですが・・・

 まさかR411のガードレール越しでの探索になるとは思ってもみませんでした。

 渓流に下りていくことができず、残念でした。

 少々落胆しながらも、供養塔の立っている場所から上流に向かって歩きながら、何度かシャッターを切って行きました。

 上から見下ろす渓流はかなりの水量を誇り、その流れの激しさは、音からも十分に察することができます。

 「ここに落ちれば、たしかに助からないだろうな〜」

 誰しもが、そんな感想を抱いたでしょう。

 ただ、心霊スポットとしての感想を言えば・・・

 ってきた画像を見るとオーブも結構たくさん写っていますが、それほど霊的にキツイものは感じませんでした。

 WOOちゃんが聞いた声(悲鳴)も私には聞こえませんでした。

 もしかしたら、渓流の流れの音にかき消されてしまったのかもしれませんが・・・


 ちなみに花魁堂ですが・・・

 実はそこの情報を私は仕入れていました。

 花魁淵のある場所にはありません。

 青梅に戻る途中の集落にあるようですが、この時私たちはなぜか大菩薩峠を通って、次の目的地に行くことを選んでしまったのです。

 ということで「花魁堂」は、いつか機会があったら行ってみたいと思います。

 55人もの遊女を飲み込んだと言われる「花魁淵」。

 今回の取材では、それを証明するような出来事は起こりませんでした。

 ただ、それだけのことが起こったところですから、時が違えば、なにか発見があったかもしれません。

 ここに眠る遊女たちの魂が、少しでも早く浄化してくれることを願います。


 副管理人:kuni



 関東でもかなり有名な心霊スポット「花魁淵」、私は今回の関東遠征で初めて訪れたのですが、第一の感想は、「これが花魁淵か・・・」でした。

 噂等の情報で、かなり怖い場所をイメージしていましたし、人里離れた山奥に有ると思っていたのですが、実際に現地に着くと花魁淵は国道沿いに有るので、私的には何となく少しガッカリしました。

 車を狭いスペースに停め、早速花魁淵の探索を開始したのですが、車を駐車した直ぐ脇には「供養塔」が有り、何となく車を駐車しているのが罰当たりな気もします。

 しかも供養塔には誰が書いたのかは分かりませんが、落書きがされていました。

 「落書きする物を選ばないと、後で大変な事になると私は思いますけどね・・・」


 供養塔からは、下に下りる階段が有ります。

 どうやら、この階段を下りて花魁淵に行くようなので、早速階段を下りると何故か10メートルも行かないうちに先が無くなってしまいました・・

 かなり奥を想像していたのですが、行き止まりになった場所には手すりが設置されており、その下は渓流になっていました。

 ここが花魁淵のようですが、霊的にはそれほどキツい感じはしません。

 どうやら、本当の花魁淵はこの場所ではなさそうです。

 本当の花魁淵を探して、国道沿いのガードレールから下の渓流を注意深く観察しましたが、気配は感じられますが、結局は何処が本当の花魁淵か特定する事は出来ませんでした。

 帰りに、WOOさんが「女性の声が聞えた・・・」と言ってましたが、私には渓流の流れる音しか確認する事は出来ませんでした。

 WOOちゃんが聞いたのが、淵に落され亡くなった遊女の声かは分かりませんが、少なからず何人かは淵にいた事は確かでした・・・


 管理人:ピフィア


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