首吊り峠火葬場編 [page1]














 首吊り峠で、自殺が多発している高圧送電線の鉄塔を後にした私たちは、次に同じ首吊り峠の一帯にある火葬場を探索することにしました。
この火葬場周辺では、特に噂は聞いたことがありません。
今回の探索のきっかけは、私自身の体験によるものです。

 今から15年位前、この辺りは、今のように開発されていませんでした。
木々が多い、山の中という雰囲気でした。
私はこの時、この近くに用事があり、この場所に来ました。
火葬場の裏は、当時山道のようでした。
この場所にいると、何か雰囲気が違う。
昼間で、人が一人もいないのですが、何故か人が多くいるような感じがしました。
まるで、姿は見えないのですが、ザワザワいるような雰囲気でした。
この時は、「なぜ人がいない場所で、このような感じがするのだろう」と不思議に感じながらも、特に恐怖感と言うものはありませんでした。
この時は、この場所周辺が首吊り峠であることは、全く知りませんでした。
それから数年後・・・。
今度は、車でこの周辺を通ることがありました。
夜間、この場所に車を停め、道を調べていると、姿は見えないのですが、やはり車の周りに多くの人の気配がしました。
しかも、15年前よりも強く・・・。

 私は、何かプレッシャーの様なものを感じ始めたため、この場所を離れました。
さらに数年後、やはりこの場所を夜間通る機会がありました。
やはり、周りには人は誰も居ません。
しかし、火葬場裏に差し掛かった瞬間、いきなり雰囲気が変わりました。
今まで体験したことの無い、凄いプレッシャーと恐怖感があり、全身鳥肌が立ち、思わず車を停めました。
すると、フロントガラス前方、何も見えていないのですが、風が吹いているような感じがします。
その風は、火葬場の倉庫のような建物から、火葬場の建物の裏に向かって吹いているようでした。
その風は、何故かその時、この世のものではない、死後の世界から吹いているような感じがしました。
私は、直感的にこのままこの場所に居ることは、絶対的に危険と感じました。
一刻も早くこの場所を離れなければ・・・と思い、あわてて車を走らせました。
私は、周りを見ずに進んでいく方向、しかも必要最低限の場所しか見ることができませんでした。
それは・・・、それ以外の場所を見ると、絶対に見てはいけないものを見てしまうような気がしたからです・・・。
その後、知人よりこの一帯が、地元でも有名な首吊り峠であることを聞きました・・・。

 今回は、私が恐怖の体験をした火葬場周辺を探索したいと思います。

 探索日時 2003年8月12日
 探索メンバー 管理人ピフィアさん、副管理人kuniさん、WOOの3名




 首吊り峠の、鉄塔周辺の探索を終え、今度は、首吊り峠付近にある火葬場周辺を探索します。

 目指す火葬場は、写真前方にあります。

 私は、ご紹介した様に火葬場周辺で何度か恐怖体験をしました。

 この場所に来るのは、その体験後初めてです。

 私たちは、無事に探索を終えることができるのでしょうか・・・

 火葬場に向かって、ゆっくり歩いていきます。

 夜明けが近い時間ですが、辺りはシーンとしています。



 火葬場の横を通り、火葬場の裏まで来ました。

 ここは、現在写真の様に造成され、公園のようになっています。

 15年前は、山道になっていました。

 私は、この周辺で多くの人の気配を感じました。

 その時に比べ、やはり雰囲気は違いますが、弱いような感じがします。

 夜明けも近い時間なので、この様に感じたのでしょうか。

 写真には、オーブが写っていますが、その他に人の顔のようなものが、写っている気がします・・・


 



 同じ位置で、今度は火葬場の方向を見ています。

 木の向こう側には、火葬棟(火葬炉のある建物)があります。

 やはり、オーブが写っていますが、その他にも人の顔のようなものが写っている感じがします。

 火葬場という施設と何か関係があるのでしょうか。



 火葬場の反対側を見ています。

 整備される前は、この辺に駐車場がありました。

 以前、ここに車を停めていたのですが、車の周りから、多くの人の気配がしてきました。

 それは、車の周りを囲まれている感覚でした。

 探索の日は、どういうわけか、気配が弱い感じがしました。

 空がほんの少し、明るくなってきているようです。



 今度は、いよいよ私が以前、恐怖の体験をした場所に入っていきます。

 遊歩道(公園)を進み、火葬場の裏門を入っていきます。

 その時!!体にピリピリッと来ました。

 と、同時にピフィアさんが、「ここ、ピリピリ来るでしょ」と言われ、驚きました。

 感覚としては、体に弱い電気がピリピリ走ったようなものだと思います。

 ピフィアさんは、「このフェンス(写真に写っている黒い門)が、結界の役目をしているのではないか」と言っています。

 私は、その結界を通過したのでしょうか。

 もう一度、確かめるため、いったん門の外へ出て、再度入場しました。

 すると、先ほどと同じく、体にピリピリした感覚があります。

 私は、このフェンスを界に見えないバリアーのようなものがあり、フェンスの外側と、内側とでは、雰囲気が違うのではないかと考えました。

 写真には、オーブが写っています。


 


[NEXT][SPOTMENU][HOME]