カラスの館編 [page1]














 愛知県某所、田園風景が広がり長閑で田舎的な印象を受ける場所に、ぽつんと存在する民家廃屋「カラスの館」。

 しかし、実際はこの廃屋の直ぐ東側には都市環状線が走り、周りには某有名工場や住宅地が広がる、決して長閑とはいえない場所です。

 そんな中、何故かこの廃屋の周りだけを避けるかのように、何も建てられていないのが滑稽な印象を受けます。

 さて、そんな隔離されたような印象を受ける「カラスの館」に関する噂ですが、「子供を道連れにした一家心中があり、その亡霊が出没する」らしいです。

 肝心なる「カラスの館」の由来ですが、どうやらこの家が廃屋と化してから、軒にカラスの死体が吊るされていた事から、この名前が付けられたらしいです。

 かなりインパクト濃いネーミングの「カラスの館」、濃い内容を想像しつつ、探索に挑みます。



 探索日:2003年10月4日 探索メンバー:ピフィア、kuni、助手Mの3名




 人里離れた秘境の地に存在するわけでもなく、存在自体が謎のわけでもない民家廃屋「カラスの館」

 しかし私は「カラスの館」というネーミングにかなり謎めいたものを感じ、今回の探索に挑むことにしました。

 位置は把握していたので、現地には難なく到着する事が出来た私達は、少し離れた場所に車をとめ、歩いて現地に向かいました。

 程なく私達の目の前に、廃屋らしい建物が見えてきました。

 これが「カラスの館」でしょうか?



 「カラスの館」・・・・

 そのネーミングから洋館を想像していた私は、純なる日本家屋に少しばかり失望を感じてしまいました。

 それでも、屋敷を隠すように鬱蒼と茂る木々や、廃屋から漂う雰囲気は、なかなか濃そうな感じです。

 気を取り直して、開いている窓から家内を窺うことにします。



 窓に近付きましたが、道から少し高い位置に建てられている為、家内の様子が良く見えません。

 壁の一部と数本の柱は見えますが、かなり破壊されている様子です。

 取り敢えず、窓を離れ侵入場所を探す事にします。


 玄関口を発見しましたが、直ぐ側に自転車が放置してあります。

 不法投棄でしょうか?

 それとも中に何者かが居るのでしょうか・・・・・


 玄関は大歓迎状態ですが、何となく先程の放置自転車が気になります。

 何者かにいきなり襲われては敵わないので、警戒を強めつつ侵入します。


 



 玄関から入った限りでは内部に人が居る気配はありません。

 家内の壁は取り壊しの途中なのか、壁土の殆どが壊されているので、そこからある程度、各部屋の様子を窺い知る事が出来ます。

 そこから何者も居ない事を確認したので、本格的に探索を開始する事にします。



 玄関から入って直ぐ正面の部屋です。

 部屋の中には乱雑に、足の踏み場も無いほどゴミが散らかっています。

 ここに住んでいた人達の家財道具でしょうか?

 それにしては量が多過ぎる気がしますが・・・



 久しぶりに登場の助手M君です。

 久しぶりに登場なのですが、助手M君の写真はこれ一枚だけです(笑)


 写真は玄関から入って左側の廊下です。

 廊下を進むと直ぐ右側に部屋があるのですが、後回しにして左側のトイレを探索する事にします。

 


 トイレですが、ドアは取り外されていて大解放状態です。

 便器の中には何故か農薬?の袋が入れられています。

 しかし気になるのは、便器に赤い血のようなものが付着していたのですが、廃屋と化してからお尻に問題がある人が、このトイレを使用したのでしょうか?


 



 トイレ横の洗面台です。

 洗面台の横にはエ○本が放置されている事から、明らかに何者かが時々この廃屋を利用しているようです。

 エ○本とトイレの血のような痕、謎は深まるばかりです。


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