旧伊勢神トンネル死霊編 [page1] |
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2月10日、愛知県の旧伊勢神トンネルに幽霊取材の為、出かける事にしました。 旧伊勢神トンネルは愛知県の心霊スポットととして有名で、このトンネルを興味半分で訪れると、必ず怖い思いをするという噂を聞き、今回の取材を決行する事に決めました。 この日は天気も良く、夜の取材は危険と判断した私達は、夕方前には目的地に到着する予定で、出発する事に決めました。 この日は、穏やかな初春の風が気持ちよく、私も助手M君もピクニック気分で、この先訪れる恐怖など、微塵も感じさせない和やかな雰囲気で、私もいつしか幽霊取材の事を忘れ、車外の景色を眺めながら、小旅行気分に、ひたっていました。 |
私達は、愛知県の豊橋市を出発、岡崎市経由で足助街道のR153を東に進み、新伊勢神トンネルを抜けて、注1の地点から左折して旧伊勢神トンネルに向かう予定で出発しました。 途中、足助から香嵐渓に向かう車線は狭く、一車線しかない為、渋滞に巻き込まれ、当初15時の到着予定が17時になってしまいました。 春の夕暮れは早く、周りはもう闇に包まれようとしています。 闇の訪れに、私達の浮ついた気分も、いつしかなくなっていました・・・。 |
この写真は、上の地図注1の場所から新伊勢神トンネルを撮影したものですが、このトンネル内はきちんと整備されていて明るく、霊とは無縁と思われているようですが、私はこのトンネル内で異常な雰囲気に襲われ、気分がすぐれなくなってしまいました。 このトンネルに入る前も、換気の為に車の窓を開けた瞬間に、うめき声らしき声が聞こえた気がしましたが、私の空耳だと思い黙ってました。 ところが、助手M君が「今、外からうめき声がしなかった・・?」と、私に質問してきたので・・・私とM君は顔を見合わせ、ゾッとし、心底恐怖しました。 でも、それはまだ、これから起こる恐怖の予兆でしかなかった・・・ |
旧伊勢神トンネルへの道は雪が深く、到着が難航しそうな気配を漂わせていました。 私達を拒むかのように、所々に木が倒れていて危険を感じたため、助手M君と引き返すかどうか相談した結果、このまま進む事になりました。 この判断が間違いである事を、まだ気付くすべもなく・・・・・ |