ラブホ廃墟・セ○ーヌ編 [page1]


















 長野遠征心霊ツアー。

 このツアーに向けて、宿泊するホテルなどの準備を進めている時に、この遠征を知った屋敷氏が「私も行きたい」ということで、北陸遠征に次いでの合同探索となりました。

 出発当日午前、元探索員宅に集合した私たちは、私の車に乗り込み一路長野市へとひた走ります。

 ちょうどお盆時期であったことから、渋滞も覚悟していたのですが、意外や交通量は多いものの渋滞することもなく、快調に走ることができました。

 長野ICで高速を下りた私たちは、いくつか寄り道をしながらも17時前に長野駅近くのホテルにチェックイン。

 一休みしたあと、ホテルから程近い最初の目的地に向かいます。

 実はこの小さな廃屋、すでに解体されたとの情報をキャッチしており、一縷の望みを掛けて日暮れ前に確認しようというものです。

 しかし・・・・やはりキャッチした情報に間違いはなく、その跡地には数台の車が駐車されていました。

 気を取り直して、次の目的地に向かうことにします。


 それが今回のレポート、長野県では最恐とも噂される「ラブホ廃墟 セ○ーヌ編」です。

 長野市から日本海へ抜ける国道を北上、新潟県との県境に程近いところにそれはありました。

 一旦、それを左手に見ながら通り過ぎ、少し先に雪国によくあるチェーン着脱場のような場所があったので、そこに車を駐めることにします。

 装備を整え、ゆっくり歩いてセ○ーヌに近付いて行きます。

 ここでは、「住み着いていた自由人が、集団で来た暴走族のような若者に暴行され殺された」、「死体が遺棄されていた」などの噂があるようです。

 また、某掲示板で見かけたものには、かなり創作色の強い噂話も多数書き込まれていました。

 果たして、どの噂が本物なのか?それとも全てガセなのか?

 全く見当もつきませんが、さすがに長野県最恐という物件だけあって、雰囲気はなかなかのものがあります。

 近づくにしたがって、高まる圧力、そして緊張感。

 これは長野県最恐という言葉による暗示なのでしょうか?

 それともここに存在する霊的なものを感じているのでしょうか?

 いよいよ探索開始です。


 探索日:2004年8月12日
 探索メンバー:管理人ピフィア、NATS管理人:屋敷サカヱ氏、元探索員、私kuniの4名




 夜間とはいえ、まだ21時前。

 そして前を走る道は、この地域の主要国道とあって、まだそこそこの交通量があります。

 こんなところを男4人が歩いていることが、すでに不自然です。

 少なくとも入るところを見られたくありません。

 車の流れを見計らって、タイミング良く突入したいと思います。



 裏手に回りました。

 ここは一階部分が駐車場になっており、二階が部屋になっているようです。

 ざっと見て6〜7室ありそうです。



 駐車場脇のドアの向こうはすぐ階段です。

 このように先の見えない階段は、何者かが潜んでいそうで不気味です。

 では気をつけて上がってみることにします。



 早速この有名な絵がお出迎えです。

 義父の子供なので流産したい云々と書かれています。

 この絵を見て、改めて「セ○ーヌに来たんだなぁ」と感じました。

 それほどこの絵はここを象徴するものなのです。



 最初の部屋へのドアです。

 こうして閉じられているドアを開けるのは緊張します。

 ましてや、ここは自由人が住み着いていたということですから尚更です。

 慎重に進みます。



 部屋に入ると、またありました。

 オリジナルに、新たなふきだしを加筆しているようです。

 包丁も後から加筆したのでしょう。



 部屋の中は凄い荒らされようです。

 足の踏み場もありません。



 浴室のドアは破壊され、内側に倒れ込んでいます。

 奇抜な形をしたピンクの浴槽にはたくさんのホコリが降り積もり、廃墟になってからの長い年月を偲ばせます。



 管理用の通路に出ました。

 これでいちいち外に出なくても、各部屋を巡れそうです。

 では次に進みましょう。



 またありました。

 こちらのは薄くなっていて、全てを読み取ることは困難ですが、電話番号まで書かれています。



 この部屋もガラスはバリバリに割られ、激しく荒らされています。

 破壊することが、そんなに楽しいのでしょうか?

 それとも恐怖感を紛らすために暴れたのでしょうか?



 その隣の部屋です。

 これまでの他の部屋もそうでしたが、マットがきちんと納まっているベッドがありません。

 ところで、あの赤い箱は何でしょうか?



 前の画像の右端に見えていた浴室です。

 最初の浴室同様にドアが破壊されています。

 不思議に思ったのですが・・・・

 ここに取り付けられている蛇口は短くて、浴槽に届いていないように見えます。

 どうでもいいことですが(笑)



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