海腐船場編 [page1]


















  この日、私たちはスタッフミーティングのついでに掲示板上で話題に上ったある物件に行ってみることにしました。

 その物件は、実はその数日前に師匠が一人で下見に出かけたところ、その駐車場にて車両と数人の人を見ています。

 「たぶん、あれは解体か、改装かする工事関係者のような気がするね〜」

 師匠が見たのが、本当に工事関係者ならば、行っても探索ということにはなりませんが、とりあえず見に行ってみることにします。
 
 師匠の記憶を頼りに工事中だらけの道を進んで行くと、曲がるところを間違えて、トイレと小さな駐車場のあるスペースに着いてしまいました。

 「ここは結構雰囲気あるね〜」と師匠。

 「じゃ〜後でまた来るか」とまずは懸案の物件へと向かいました。

 私たちが見たその物件は、電気が通り、改装途中の絶対侵入してはいけない生きた物件でした。

 予想していたことなので、さしてショックも受けずに、再び先ほどの場所に行ってみることにします。

 探索というには、ただ誤って迷い込んだ場所であり、当然何の予備知識もありません。

 ただ・・・・少し雰囲気があるだけ。

 うさぎっ子としては、心霊探索というよりもちょっとした夜のお散歩気分。

 少しナメた部分があったことは否めません。

 しかしまさかあんなことが起ころうとは・・・・


  探索日:2006年2月11日
  探索メンバー:管理人ピフィア(以下、師匠)と私kuniの2名



 車を駐め、その周囲を撮ってみます。

 これは海の方を見て、撮ったものですが、当然海は闇の中です。


 少し左にパーンしました。

 明るさとコントラストを調整してみると、オーブと偽オーブが乱舞しています。

 その中に・・・・



 気になる部分を拡大しました。

 顔が膨れあがり、眼球が溶けたような女性が見える気がします。

 この海では多くのサーファーが命を落としていると言います。

 もしかしたら、それらの犠牲者の一人なのかもしれません。



 海とは反対側を向くと、比較的新しそうなトイレがあります。

 こうして見る限り、そんなに気味悪くは思えません。

 中を見てみましょう。


 まずは右側の男子トイレです。

 今でも使われているのでしょう。

 結構きれいな状態に保たれています。


 左側の女子トイレです。

 こちらもきれいな状態に保たれています。

 しかし少し気になることが・・・・



 女子トイレ入口の左の壁というか・・・・

 たくさんの指で撫でたような跡が残っています。

 通常みなさんはトイレの壁などを触るでしょうか?

 もちろん平気で触る変わった人もいるでしょうが・・・・

 常識的に言えば、汚いと思って、まず触らないと思います。

 するとこれは・・・・?



 トイレの全体像の画像に写っている道。

 つまり私たちが通ってきた道です。

 そういえば、ここに来る少し手前のちょっとしたスペースに碑のようなものが立っていた気がします。

 後で見に行ってみましょう。



 看板が光ってしまって鬱陶しいですが・・・・

 チェーンが張られた向こうは下り坂になっており、海まで下りられるようです。

 行ってみることにします。



 海へ向かって下りていく私。

 本物なのか、偽者なのか、私の周りはオーブの舞踏会場のようです。



 急勾配の坂を下りていくと、向こうにコンテナーのようなものが見えてきました。

 それはともかく道の右側の白っぽく見えるものに・・・・


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